2004.08.05
Jungle Rose

あたしはスクラップの街で生まれて トラブルに育てられた

気がついたら 真っ赤なテレキャスターをかき鳴らし
バックシートで吠えていた
まるで 安っぽいロードムービーのヒロイン気取り

シェリル・クロウみたいには歌えなくても
あんたのトラウマにキスしてあげる
ちっぽけな悲しみなんて この唇でアンプリファイド

誰かのスライドバーが この傷口を撫でる時
神様が呼ぶ声がする 神様が呼ぶ声がする
「ジャングル・ローズ!  ジャングル・ローズ!
汝、その名で 高らかに歌え!」と

人生が面倒なものだと知るより先に
ちっともスイートじゃない誰かと恋に落ちた
何となく 自分の居場所を見つけたようで安らげたのかな?

何もかもすべて 変わっていくのが この世のルール
出会ったころには 見つめあうだけでも幸せだったけど
今は ひとりきり テレキャスターをかき鳴らす
真っ白な壁に向かって 真っ白な壁に向かって

すれ違うヘッドライトを数えきれないように
いくつもの怒りと悲しみなんて 数えなくていいのよ
子供のころ 思い浮かんだ口笛のメロディみたいに
片っ端から忘れて 片っ端から忘れて 片っ端から忘れて

デニムのシャツに着替えて
シルバーのリングを好きなだけはめて
キュートな唇の隅っこに チープ・スマイルひっかけて
どっかの街角で グルーヴ拾ってさ
ゆるゆる ぐるぐる レイドバックしよう

心の中に見えている道は
 
まっすぐ まっすぐ まっすぐ まっすぐ!
ひとりきりでも どこへだって行けるわ

誰かのスライドバーが この傷口を撫でる時
神様が呼ぶ声がする 神様が呼ぶ声がする
「ジャングル・ローズ!  ジャングル・ローズ!
汝、その名で 高らかに歌え!」と

They call me Jungle Rose!